• 視覚障がいもロービジョンも、「見え方に異常があって、日常生活を送るうえで何らかの支障をきたしている状態」のこと。
  • 視覚障がいは「失明」も含み、ロービジョンは「失明」に至る前の視覚の低下した状態を指す。

視覚

視覚には「視力」と「視野」の2つの要素があります。「視力」は本の活字、人の顔、運転時の信号など、目線を向けた目標物を見分ける能力であり、一方、「視野」は歩いたり運転する際など、障害物や人の気配などを認識するための見える範囲の広さを指します。

<視力>

視力検査イラスト

<視野>

視野の広さを表すイラスト

視覚障がいとロービジョン

視覚障がいとは、「視力や視野に障がいがあり、日常生活を送るうえで困難がある状態」のことをいいます。ある程度の視力がある場合と失明している場合を含みます。
視覚障がいと同じような言葉で「ロービジョン」という表現もあります。
「ロービジョン」は、日本語では「社会的弱視」や「低視覚」などといわれます。日本では明確な定義はありませんが、「見えにくさがあり、日常生活は送れているものの何らかの支障をきたしている状態」を指します。つまり、「視覚障がい」とほぼ同じ意味で用いられますが、視覚障がいとの違いは、ロービジョンには「失明」を含まないことです。ある程度の視覚は維持できているために、日常生活を自力で送ることもできます。
失明まで至っていない場合は、かえって視覚に障がいがあることが理解されにくくなることもあります。

日本で視覚障がいによって障害者手帳を所持している方は約31万人(平成28年)です1)。一方で、障害者手帳を所持していないロービジョンの方は100万人を超えるともいわれており、今後の高齢化社会ではますます増えていくことが予想されています。

  • 厚生労働省 平成28年生活のしづらさなどに関する調査

監修 名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学 教授 安川 力 先生(2022年5月作成)

ページトップへ