網膜静脈閉塞症
どうやって検査・診断するの?
網膜の状態は、問診、視力検査、眼底検査(がんていけんさ)、光干渉断層計(ひかりかんしょうだんそうけい[OCT*])などで調べます。
問診
病気の診断や管理、治療のために詳しい症状(いつからどのように生じたか)を聞き取り、これまでにかかった病気や生活習慣などをお聞きします。
視力検査
視力をはかり、病気の診断や進行、治療の効果を調べます。
- Optical Coherence Tomography
眼底検査
黄斑とその周辺部(眼底)を直接眼底鏡や顕微鏡で観察し、カメラでも検査します。通常のカラー写真を撮影する場合と、造影剤(ぞうえいざい)を腕の血管から注射して異常な血管(新生血管[しんせいけっかん])の有無や、血液・血液成分が漏れ出した状態を検査する場合があります。
網膜静脈閉塞症の眼底写真
光干渉断層計(OCT)
網膜の断面を撮影して黄斑の状態を確認することで、診断や治療法の検討、治療効果の確認をします。
網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫の網膜の断面写真
写真提供:大阪医科薬科大学医学部 眼科学教室
教授 喜田 照代先生
監修 大阪医科薬科大学医学部 眼科学教室 教授
喜田 照代 先生(2024年3月作成)