加齢黄斑変性
どうやって検査・診断するの?
網膜の状態は、問診、視力検査、眼底検査(がんていけんさ)、光干渉断層計(ひかりかんしょうだんそうけい[OCT*])などで調べます。
- Optical Coherence Tomography
問診
病気の診断や管理、治療のために詳しい症状(いつからどのように生じたか)を聞き取り、これまでにかかった病気や生活習慣などをお聞きします。
視力検査
視力をはかり、病気の診断や活動性、治療の効果を調べます。
眼底検査
黄斑とその周辺部(眼底)を直接眼底鏡や顕微鏡で観察し、カメラでも撮影します。通常のカラー写真を撮影する場合と、造影剤(ぞうえいざい)を腕の血管から注射して、新生血管の状態や血液・血液成分が漏れ出した状態を検査する場合があります。
加齢黄斑変性時の眼底写真
山本亜希子: あたらしい眼科 35(臨増): 16-20, 2018.
光干渉断層計(OCT)
網膜の断面を撮影して黄斑の状態を確認することで、診断や治療法の検討、治療効果の確認をします。
加齢黄斑変性時の網膜の断面写真
監修 杏林大学医学部眼科学 教授 岡田 アナベル あやめ 先生(2022年5月作成)