遠くのものや近くのものを見るとき、眼の中にある「水晶体」がピントを合わせる働きをしています。年齢とともに、この水晶体がかたくなり、ピントを調節しにくくなった状態を「老眼」といいます。「加齢黄斑変性」は網膜に異常が生じる病気であり、これらは異なります。
老眼は老眼鏡を用いることで症状を軽減できますが、加齢黄斑変性では視力低下やゆがみなどの症状を抑えるために治療が必要です。

監修 杏林大学医学部眼科学 教授 岡田 アナベル あやめ 先生(2022年5月作成)