家の中で過ごすとき

家の中は視覚障がいの方が安全で、安心して生活できる環境を整えましょう。転倒・骨折のリスクが高いことを念頭に、障害物や段差をなくして動線を確保します。
また、目印となるものを置く、階段の縁には目立つ色の幅広テープを貼るなどの工夫もおすすめです。

文字を読み書きしたいとき

さまざまな補装具があります。よく使われているのは拡大鏡です。拡大鏡には、手持ち型拡大鏡(ルーペ)や眼鏡式拡大鏡(弱視眼鏡)などがあります。
また、モニターに文字を映し出せる拡大読書器もあります。

手持ち型拡大鏡
(ルーペ)
眼鏡式拡大鏡
拡大読書器
電子タブレット端末

電子タブレットも拡大鏡代わりに利用できます。持ち運びが容易、指を使った直感的な操作が可能で、拡大率や色も好みに調節できるほか、いったん写真に撮ったうえで拡大してゆっくり読むこともできます。最近では簡易的にスマートフォンで代用する方も見られます。

見え方によっては、コントラストを上げるコントラストシートや遮光眼鏡などが便利なこともあります。

監修 名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学 教授 安川 力 先生(2022年5月作成)